ごあいさつ

酒ミュージアムのある兵庫県西宮市は、六甲山と瀬戸内海に囲まれた日本一の酒どころ「灘五郷」の東部に位置しています。西宮は江戸時代より清酒造りで繁栄し、酒造家たちは公共事業や教育、芸術文化にも関わり、地域と酒造りの歴史は深く交わってきました。

この特色ある酒のまち西宮に、昭和57(1982)年、「生活文化遺産である酒造りの歴史を後世に正しく伝える」ことを目的に「白鹿記念酒造博物館(=酒ミュージアム)」は設立されました。消えゆく酒造用具や古文書史料などを保存し、酒のまちの景観を形作る酒蔵をそのまま利用した博物館として、これまで100万人以上の来館者をお迎えし、地元の小中学生が地場産業としての酒造業を学ぶ場にもなっています。開館と同時に西宮市から寄託された「西宮市笹部さくらコレクション」も含め、酒と桜の歴史や文化の研究や公開、成果の発信を行っています。

酒ミュージアムは、皆さまにとって、新しい発見や出会いがあり、楽しくやすらぎのある空間になるよう取り組んでまいります。

日本にただひとつの「日本酒」と「さくら」の博物館に、ぜひ足をお運びください。皆さまのご来館をお待ちしております。

開館当時の白鹿記念酒造博物館

酒ミュージアムの概要

館名(法人名)
酒ミュージアム(公益財団法人 白鹿記念酒造博物館)
理事長
辰馬 健仁
館 長
弾正原 佐和
設立年月日
昭和57(1982)年2月17日
敷地面積
5069.75m²
記念館: 2234.79m²酒蔵館: 2348.95m²駐車場: 486.01m²
建築面積
2601.79m²
記念館: 1338.44m²酒蔵館: 1263.35m²
延床面積
4072.77m²
記念館: 2250.86m²酒蔵館: 1821.91m²
規模
地上2階

沿革

昭和55(1980)年
5月
辰馬本家酒造株式会社取締役会で、博物館設立の構想が承認され、創業320周年の記念事業とすることが議決。
12月
西宮市より故笹部新太郎氏が収集された桜資料寄託の要請を受ける。
昭和56(1981)年
3月
博物館施設となる旧辰馬喜十郎内蔵(以下 旧酒蔵館)、旧辰馬喜十郎住宅、旧辰馬喜十郎店(以下 帳場)、灘の酒造用具一式(517点) 附 酒造用桶・樽づくり道具一式(167点)が西宮市指定有形民俗文化財に認定。
(翌昭和57[1982]年3月には兵庫県指定有形民俗文化財に認定。)
昭和57(1982)年
2月
兵庫県教育委員会から財団法人設立の認可を受ける。
4月
故笹部新太郎氏の桜資料に関して西宮市と寄託契約を締結。「西宮市笹部さくらコレクション」として、公開準備にかかる。
「財団法人 白鹿記念酒造博物館」を開館。酒の文化ゾーンとして「記念館」と「酒蔵館」を併設。
昭和58(1983)年
2月
博物館法第12条の規定による、兵庫県教育委員会の博物館登録原簿へ人文系博物館としての登録を完了。
10月
第24回 建築業協会賞(BCS賞)に選定。
昭和59(1984)年
6月
第9回 吉田五十八賞 特別賞に選定。
平成7(1995)年
1月
阪神・淡路大震災により、施設の内、旧酒蔵館、帳場などが全壊。その他の設備や収蔵品も被害を受ける。
3月
「記念館」のみで開館を再開。「酒蔵館」の復興を目指す。
7月
旧酒蔵館と帳場が西宮市指定有形民俗文化財の指定解除通知を受ける。
10月
旧辰馬喜十郎住宅が博物館の付帯施設から個人所有へと戻る。
平成10(1998)年
3月
旧辰馬本家酒造本蔵(明治2[1869]年築)を「酒蔵館」として復興し、再び「記念館」との併設で開館し、「酒ミュージアム」の愛称をつける。
平成23(2011)年
4月
公益財団法人に移行。
令和2(2020)年
3月
「酒蔵館」である旧辰馬本家酒造本蔵、館内の釜場遺構、灘の酒造用具一式 附酒造用桶・樽づくり道具一式、および隣接する旧辰馬喜十郎住宅が、『「伊丹諸白」と「灘の生一本」下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郷 』をテーマにした日本遺産の構成文化財に認定。
酒くん

酒のことで頭がいっぱいな関西人。酒造りの経験者。
酒くん「酒に百の驚きあり。どんどん調べるで!」

桜子ちゃん

ササベザクラの精。生みの親の笹部さんのことや桜のことを勉強中。
桜子ちゃん「桜のことも笹部さんのことも、知れば知るほど好きになると思うわ!!」