節句は一年の節目となる日で、季節の変わり目に邪を払う行事などが行われてきました。中でも1月7日の人日、3月3日の上巳、5月5日の端午、7月7日の七夕、9月9日の重陽は、五節句として江戸時代には幕府の式日となった他、民間にも広がり、特に上巳は女子の節句、端午は男子の節句として、子どもの健やかな成長や幸せを願う行事となって今につながっています。
春をさきがける恒例の人形展、この展示では、西宮の酒造家である辰馬家で祝い飾られてきた節句人形を展示いたします。また、特別展示として「京の四季おりおり」と題し、丸平大木人形店の資料室・丸平文庫所蔵の作品から、京の歳時をうつした人形も展示いたします。
人形を通して観る四季おりおり、大木平藏の創り出す豊かで雅な人形の世界を、ぜひご覧ください。
四季を感じる美術品、歴史を感じる史料、どれも興味深いな。
お酒や桜以外にも、色々な展覧会が開かれているのね!!