節句の人形 丸平文庫特別展示:たのしいおままごと

2025年1月25日(土) 2025年3月3日(月)
チラシを印刷してご持参の場合
入館料を50円引きいたします。

春をさきがけて開催する恒例の人形展。
西宮の酒造家である辰馬家で祝い飾られてきた節句人形を展示します。また、特別展示として「たのしいおままごと」と題し、丸平大木人形店の資料室・丸平文庫所蔵の作品から、関西を中心に雛人形と一緒に飾られ、ままごとをして遊ばれた白木の水屋道具(台所道具)等もご紹介します。
大木平藏の創り出す優雅なお人形とともに、昭和初期にかけて子どもたちがお人形のそばで楽しく遊んだ世界をご覧ください。

水屋道具 昭和初期 五世大木平藏
五世大木平藏が長女の節句のために用意した水屋道具で、丸平文庫所蔵として初公開の作品です。
台所で働いたりくつろいだりする4体の人形は水屋道具に合わせてあつらえています。人形のしぐさや衣装、結髪や小間物など随所に繊細な技が光ります。おままごとをして遊ぶ娘を思いながら制作した父としての五世大木平藏の愛情を感じる水屋道具です。

会期
2025年1月25日(土) 2025年3月3日(月)
休館日
火曜日 ※2月11日(火)臨時開館、12日(水)振替休館
開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
会場
記念館
入館料
一般500円
中・小学生250円
(記念館・酒蔵館の共通チケット)
・団体20名様以上は2割引
・65才以上400円(要公的証明書)
・ココロンカード呈示者は無料
・心身に障がいのある方と介助者1名は割引料金(要公的証明書)

同時開催展示

  • 酒資料室

伝統的酒造りの近現代

期間:2024.12.4(水) - 2025.3.3(月)
江戸時代以降、清酒造りは全国的に行われていきました。とりわけ灘五郷を擁する兵庫県は、主産地として現在でも盛んに酒造りが行われています。灘五郷の酒造りを担ってきたのは、丹波杜氏と呼ばれる技術者集団です。明治維新以降は、丹波杜氏の卓越した技術が全国各地に移転し、国内の清酒造りの基盤が調えられました。一方地方では、その土地に根差した軟水醸造法が開発されたた他、比較的容易に酒造りが可能な、山廃酛・速醸酛が普及していきます。当展示では、伝統的酒造りが歩んだ近現代の軌跡をご紹介します。
※令和7年1月15日(水)~24日(金)は記念館展示替えのためご観覧頂けません。
  • 笹部さくら資料室

亦楽山荘記録 ―「桜の園」のいま・むかし―

期間:2024.12.4(水) - 2025.3.3(月)
日本古来の山桜・里桜の保護育成に生涯をかけた笹部新太郎氏は、桜を育てるための研究を行う場として、「亦楽山荘」という山林を兵庫県宝塚市武田尾に所有していました。亦楽山荘は桜を育てるために必要な接木や農薬の実験をはじめ、桜と他の植物の取り合わせの実践や、鳥の巣箱の整備等、桜に繋げるための総合的な研究を行う場に留まらず、時に文化人との交流の場、時に戦時中の生活を支える場となり、笹部氏の生活に無くてはならない存在であり続けました。
また、几帳面な笹部氏は亦楽山荘に通う度に作業記録を残しており、その数は手帳・ノートを合わせて40冊以上にものぼります。
今回の展示では、笹部氏の桜研究と不可分な存在である亦楽山荘を取り上げます。初めての試みとして『亦楽山荘記録』を全冊展示し、どのように整備され、活動の中心であり続けたのかを振り返ります。
※令和7年1月15日(水)~24日(金)は記念館展示替えのためご観覧頂けません。
酒くん

四季を感じる美術品、歴史を感じる史料、どれも興味深いな。

桜子ちゃん

お酒や桜以外にも、色々な展覧会が開かれているのね!!