堀内ゑびすコレクション展 

七福神、酒ミュージアムに集う

2024年12月4日(水) 2025年1月13日(月)
チラシを印刷してご持参の場合
入館料を50円引きいたします。

西宮神社の祭典「十日えびす」に合わせて、毎年恒例の堀内ゑびすコレクション展を開催いたします。

西宮で生まれ育った堀内氏は元旦の思い出として、目覚めたら第一声に「オット、福かーたげた(=かついだ)」と言って枕を肩にかついだ、と縁起かつぎの風習を書き残しています。このような縁起の良い言葉を口にしたり身のまわりに置いたりすることで、自分の元に福を呼び込もうとすることは、現在でも続いていることです。 この展示では、そういった福をもたらす存在である福の神をご紹介します。えびす大黒をはじめとする七福神たちが、酒ミュージアム展示室に今年も期間限定で集まります。幸せの前祝いをするたくさんの福の神の姿をお楽しみください。

※堀内ゑびすコレクションについて
医学博士の傍ら郷土史家としても活躍された故堀内(きよし)氏(1924~2009)が長年かけて収集されたものです。西宮で生まれ育った堀内氏のコレクションは主にえびす神を代表とする福の神に関するもの、郷土史、風俗風習等の資料で構成されています。

七福神春戯 落合芳幾 明治4年

会期
2024年12月4日(水) 2025年1月13日(月)
休館日
火曜日
年末年始休館:12月30日(月)~1月3日(金)
開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
会場
記念館
入館料
一般500円
中・小学生250円
(記念館・酒蔵館の共通チケット)
・団体20名様以上は2割引
・65才以上400円(要公的証明書)
・ココロンカード呈示者は無料
・心身に障がいのある方と介助者1名は割引料金(要公的証明書)

同時開催展示

  • 酒資料室

伝統的酒造りの近現代

期間:2024.12.4(水) - 2025.3.3(月)
江戸時代以降、清酒造りは全国的に行われていきました。とりわけ灘五郷を擁する兵庫県は、主産地として現在でも盛んに酒造りが行われています。灘五郷の酒造りを担ってきたのは、丹波杜氏と呼ばれる技術者集団です。明治維新以降は、丹波杜氏の卓越した技術が全国各地に移転し、国内の清酒造りの基盤が調えられました。一方地方では、その土地に根差した軟水醸造法が開発されたた他、比較的容易に酒造りが可能な、山廃酛・速醸酛が普及していきます。当展示では、伝統的酒造りが歩んだ近現代の軌跡をご紹介します。
※令和7年1月15日(水)~24日(金)は記念館展示替えのためご観覧頂けません。
  • 笹部さくら資料室

亦楽山荘記録 ―「桜の園」のいま・むかし―

期間:2024.12.4(水) - 2025.3.3(月)
日本古来の山桜・里桜の保護育成に生涯をかけた笹部新太郎氏は、桜を育てるための研究を行う場として、「亦楽山荘」という山林を兵庫県宝塚市武田尾に所有していました。亦楽山荘は桜を育てるために必要な接木や農薬の実験をはじめ、桜と他の植物の取り合わせの実践や、鳥の巣箱の整備等、桜に繋げるための総合的な研究を行う場に留まらず、時に文化人との交流の場、時に戦時中の生活を支える場となり、笹部氏の生活に無くてはならない存在であり続けました。
また、几帳面な笹部氏は亦楽山荘に通う度に作業記録を残しており、その数は手帳・ノートを合わせて40冊以上にものぼります。
今回の展示では、笹部氏の桜研究と不可分な存在である亦楽山荘を取り上げます。初めての試みとして『亦楽山荘記録』を全冊展示し、どのように整備され、活動の中心であり続けたのかを振り返ります。
※令和7年1月15日(水)~24日(金)は記念館展示替えのためご観覧頂けません。
酒くん

四季を感じる美術品、歴史を感じる史料、どれも興味深いな。

桜子ちゃん

お酒や桜以外にも、色々な展覧会が開かれているのね!!