90余年の生涯を日本古来の山桜・里桜の保護育成に捧げた笹部新太郎氏は、桜に関する研究のかたわら、桜にまつわる美術品や文献を収集していました。笹部氏はそのような品々を収集することを通して見識を深めるとともに、自身が桜に興味を持っていることが知れ渡り、情報が舞い込んでくることを期待していました。そうして集められた品々は掛軸・錦絵・酒器・茶器・扇子・短冊など多岐に及んでおり、全国でも有数の桜にまつわるコレクションを形成しています。
今回の展示では、日常の様々な場面における桜の楽しみ方を「飲む」「食べる」「暮らす」「描く」「詠む」「知る」6つのテーマからご紹介していきます。
穏やかな春の日差しの中で咲き誇る桜は私たちの目を楽しませてくれますが、美術品の中に表現された桜にもそれに匹敵する美しさがあります。日々の様々な場面で私たちを魅了してくれる作品たちをぜひご堪能ください。
四季を感じる美術品、歴史を感じる史料、どれも興味深いな。
お酒や桜以外にも、色々な展覧会が開かれているのね!!